Allegro 3/8拍子 変ロ長調
1小節を1つにカウントします。
|123|223|323|423|
8分音符は、繋げて吹かずに、ノンレガートで拍子感を出して演奏するのが良いでしょう。
冒頭から16小節目までは、横に流れるように、しかし、べったりと張り付いた演奏にならないようにします。
17小節目からは、リズムを意識して。
通常の3拍子は
|強 弱 弱|
ですが、
17、18、25、26、29、30小節目は
|弱 強 強|
となります。
それぞれ、2小節間は拍感に変化をつけて、面白みを加えています。
24小節目の16分音符は、急がないように気をつけます。
33、35、37、39小節目にも先ほど同様のリズムがありますが、
ここは
|
強 弱 弱|
の様に、多少極端に演奏し、2種類の拍感の違いを表現します。
57小節からの3小節間
|シbーー|シbーレ|シb・・|
は、前半部分のエンディングなので、
|強ーー|強ー強|強・・|
となります。
61小節目から、ヘ長調に転調し第2部です。
特にメロディーを意識して、横に歌うように演奏します。
3拍目の16分音符は滑らないようにしましょう。
|強 弱
強|
となりやすい、音型なので
|強 弱 弱|
の3拍子に聴こえるように注意して演奏します。
75小節目1拍目までが、前のフレーズ。
つづく
|・ド ド |ド ド ド|
の、音楽の方向性は、
|・← ←|← ← ←|(後ろ向き)
77小節目からは
【→】(前向き)の音楽になります。
92小節から4小節間のファの跳躍は
|
ファッ ファ ・|
ファッ ファ ・|
と、叫んだようにならないよう、気をつけましょう。
弦楽器のピッツィカートのように
|
ポン ポン ・|
ポン ポン ・|
と、上品に演奏しましょう。
96小節目から、前半の主題が戻ってきますが、唐突に突っ込まず
やわらかく戻ってくると良いでしょう。
119小節目からのエンディングは、書いてありませんが、
すべての音にアクセントをつけて、音楽は【→】(前方向)で、音楽を締めくくります。
124小節目の第3オクターブの シb は、この音だけ炸裂した音になりやすいので、最後まで
【上品に】
を、心がけましょう。