【Lesson】P.A.GENIN Carnaval de Venise ヴェニスの謝肉祭

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    ヴェニスの民謡「ヴェニスの謝肉祭」のテーマによる変奏曲です。
    ヴェニスはイタリアの水の都ですね。ベネチア・ヴェネツィア等日本での呼び名は様々です。



    テーマ
    6/8拍子。大きく二つにとって。
    このテーマが核となるメロディーです。
    ご存知の通り、ヴェニスには縦横小さな運河が繋がっており、主な交通手段は船です。船といっても大きなものではなく、数人乗れる程度のゴンドラです。
    ゴンドラの船尾には船頭さんがいてオールを漕いで船を操るのですが、その時に陽気なイタリア人気質な感じで、こんなメロディーを歌いながら操縦していたのではないかと思います。

    1st var.
    テーマを見失わないよう、左のチャンネルにメロディーガイドを入れました。
    16分音符を吹くのに一生懸命になりすぎて、メロディーが埋もれないようにしましょう。
    スラーが2つの音にまたがっているものは、それぞれ頭拍の音が聴こえるように。
    9小節目のアーティキュレーションは、少し難しいですが、ゆっくりから練習しましょう。

    2nd var.
    leggiero(軽快に)
    5連符の動きが速くて大変かもしれません。それぞれ、F-dur、C-durのアルペジオです。
    音階練習、指の練習と思ってゆっくりから練習しましょう。上行形の場合、たどり着いた上の音が出過ぎないように。
    気持ちディミヌエンドで吹くとちょうど良いです。
    9小節目からの動きは乗り遅れないようにしましょう。拍頭の音が浮き出てくるとよいですね。

    3rd var.
    brillante(輝かしく)
    動きが速いので、大変だと思います。
    指が滑らないように、メトロノームをゆっくりからかけて正確に吹けるようになってから速度を上げて行きましょう。
    リズム練習(付点で)等大切です。

    5th var.
    最初からトリルを入れると遅れてしまうので、先ずはトリルを抜いて練習しましょう。
    このテンポだと、
    16分音符のトリルは、[レミレ]ド [シドシ]ラ かな。
    8分音符の[ドレドレ][シドシド][ラシラシ]・・・ 4つ位ですね。

    7th var.
    フルートはオクターブが苦手な楽器です。オクターブも上にいくよりも、上から下がる方がずっと難しいです。
    地味な変装に聴こえますが、実は難しいです。
    これは2種類録音しました。ひとつは譜面通り、もうひとつは「本当はこう聴こえたい!」というもの。
    オクターブを吹くのに一杯になって、「歌心」を忘れてしまわないように。

    8th var.
    ダブルタンギングの嵐ですね!
    舌が疲れます。舌が勝手に動いてしまわないよう、意識してゆっくりから練習しましょう。
    ひとりなのに、メロディーを吹いている人と伴奏を吹いている人がいるかのように聴こえるのが理想ですね。


    この曲をはじめて聴いたのは、フルートを始めて間もない頃でした。
    巨匠マルセル・モイーズの非の打ち所の無い完璧な演奏に興奮して、ろくに吹けもしないのに無理やり先生に頼み込んで、発表会で吹かせてもらった記憶があります。

    レコードからCDへの復刻版。1930年代の録音です。録音状態なんて関係ないくらい素晴らしい演奏ですよ。
    現在は、廃盤のようですね。残念。
    多くの人に聴いてもらいたいので、再販を願います!!


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